バッシュの選び方


保護者向けのバッシュの選び方講習を受けたので、メモ程度ですが、内容をまとめてみました。

皆様のバッシュ選びの一助になりましたら幸いです。


■バッシュ選びのポイント

・性別による違い

  女性用のバッシュは踵が細くなっている

 

・足幅による違い

  日本人は幅広甲高で、外人は幅狭甲低なので、基本的に日本人向けに作られている日本のメーカーがお勧め

 

屈曲性(くっきょくせい)による違い

  ミニバス世代では特に重要なポイント。

  バッシュの踵とつま先を両手で持って、曲げてみて曲がりやすい(柔らかい)方が好ましい。

  大人のバッシュになるにつれて硬くなり、屈曲性が悪くなる。

  また、外国メーカーのジュニアバッシュは大人向けのバッシュをそのまま小さくしただけのものが多く、屈曲性が悪いものが多い。

  ただ、メーカーなどで差があるので、実際に購入の際は試しに曲げて屈曲性を確認すること。

  屈曲性が合わないと足に負担がかかり、足底腱膜炎などの「怪我」につながる恐れあり。

  屈曲性が良いバッシュは、捻っても柔らかいが、捻りに関してはミニバス世代ではあまり気にせず、屈曲性を重要視すること。


■バッシュを履く時の注意点

  紐は締めすぎない。

  紐は上から2~3番目をしっかり締めれば良い。

  甲の部分を締め過ぎると疲れやすくなり、シューズの型が崩れて長持ちしない。

  甲の部分を強くしめて、隙間がないくらいになってしまう場合は、足の幅があっていない証拠。

  結ばない紐(キャタピラン)でも全然問題なし。最近ではバッシュ用のキャタピランもあり。


■試し履き時のポイント

  両足はく

  履いたら、縛る前に踵をとんとんして「踵」によせる

  いつも通り紐を縛る

  片足で立って以下を確認

   ・つま先がシューズの中で動かせる程度か?

   ・親指の付け根と小指が痛くならない程度か?

  5分位履いてて、痛くならないか確認


■バッシュの種類による機能差

  一般的にハイカットは足首の保護に優れているが、足首の前後の可動性は劣る。

  ミドルカット・ローカットは足首の前後の可動性には優れているが、足首の保護には劣る。

  ハイカットは捻挫をしにくいといわれているが、シューズだけで負荷を抑制するのは無理であり、実際は足にあったシューズを選ぶことが重要。


■シューズの買い替え時期

  シューズの買い替え時期は、性能を維持出来なくなった時。

  ・アウトソールが磨耗して磨り減った時

  ・アッパーに破れた時

  ・シューズ中央がねじれやすくなった時


■中敷について

  中敷は自由に変えても良い。アシックスは中敷が交換可能になっているものが多い。

  成長痛が踵に発生した場合、クッションの良い中敷が効果を発揮。

  但し、中敷はシューズとの相性があるので、注意が必要。


■シューズの管理方法

  絶対に野外での使用はしないこと。ソールのグリップ性に大きく影響する。

  踵は絶対に踏まないこと。性能の劣化につながる。

  シューズは使用後、中敷を外して風通しの良い場所で陰干しする。